Textools2.3版のModの移植方法について紹介します。
基本的な事は2.1版と同じです。が、簡単な方法が追加されました。前回の記事も合わせて御覧ください。
この記事はModの使用を推奨する記事ではありません。
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前提
2021年頃からBody Replacement Modが更新されています。そのタイプは現在大まかに2種類あって、Gen3とBibo+と呼ばれています。(Male用にも別にありますがこの記事ではFemale用のみ扱います。)
この2つのBody Replacement Modは3Dモデルが違うだけでなく、スキンテクスチャも違います。
そのため、例えば現在Gen3を使用していて、Modの装備の肌のメッシュがBibo+対応の場合、ある程度対処する必要があります。(自動でやってくれる機能もあります。)
対処するためにはGen3とBibo+のどちらのテクスチャも用意する必要があります。
そのために便利なModがUniversal Female Compatibility TexturesというModです。(直リンクはしないので自身で調べてください。)
このModでは以下のようにスキンテクスチャが追加されます。
– Material _A : Base Gen2, BBWVR Gen2, and Default FFXIV Gear
– Material _B : Gen3 and Gen3 Futa
– Material _C/_BiboPube : Pubic Hair layer for Gen3
– Material _D/_Bibo : Bibo+ and Bibo+ Trans
etc.
この内大事なのはA,B,Dパートのテクスチャのみなのでほかは無視してもらって構いません。
必ずしも上記のスキンテクスチャModを利用する必要はないですが、今後デフォルトとGen2用のテクスチャはマテリアルA、Gen3用はB、Bibo+用はDにあるものとします。
移植先の選定
メタデータを編集できることによって同じ部位の装備なら大体どの装備にも移植できるようになりました。
例えば移植元がHyur Midlander Femaleで移植先にはない場合(FemaleもMaleのモデルを使用している場合[ex.足装備など])、メタデータでチェックをつけることによってFemale用のテクスチャとモデルが用意されます。
それをまず確認して、必要なら編集してください。
Modの移植
いくつかのModではTextoolsでインポートする際、適応先を選べます。
そこで変えても良いのですが、この場合、メタデータ含めすべてのテクスチャと3Dモデルをコピーするため他種族他性別の適応先装備も適応元装備になってしまいます。
それでも良いのですが、方法を2つ紹介します。
1つ目は従来の通り必要なテクスチャと3Dモデルをエクスポート、移植先の装備にAdd new texture partでbパートにテクスチャを追加して、3DモデルもAdvanced Importでテクスチャを適用させつつインポートするやり方。
2つ目Raw File OperationsからCopy Model Fileの操作をすることです。
後者は新しい機能で簡単に移植できます。
2つ目の方法が簡単で良いのですが、なにか競合して正しく表示されない時、1つ目の方法で何をしているのか覚える事が大事なので紹介しようと思います。
方法その1
前回の記事と全く同じです。合わせて見てください。
【移植元での作業】
TextureタブからNormal,Multi,Colorsetの3つをエクスポート
Modelsタブから3Dモデルをエクスポート。インポートを押して、Use Existingを押してからOpen EditorでMaterialとAttributesをメモ。
【移植先での作業】
Add new texture partでbパートを追加、先程エクスポートした3つのテクスチャファイルをインポート。
3Dモデルをインポート。Open EditorでMaterialとAttributesを合わせる。
このときに先程のスキンテクスチャを合わせる必要があります。
gen3用のModなら/mt_c0201b0001_b.mtrl
bibo+用のModなら/mt_c0201b0001_d.mtrl
といった感じです。
この時大事なことは移植元と移植先で同じ種族・性別のモデルがあること、Add~~によりbパートにModのテクスチャを入れているため、他種族・性別のモデルと競合しないこと、です。
方法その2
TexToolsのメニューでRaw File Operations→Copy Model Fileという操作をします。
【移植元での作業】
移植元の装備の移植したい種族・性別のモデルを表示させたあと、下に表示されているモデルのファイルパスをメモしておきます。
【移植先での作業】
移植したい種族・性別のモデルを表示させてまたファイルパスをメモしておきます。
移植先のメタデータを見て、移植元と同じ種族・性別がチェックされてるか確認します。ない場合チェックをつけてください。
その後Copy Model Fileをして、Copy fromに移植元、Copy toに移植先のファイルパスを入力してCOPY MODELを押します。
これで3Dモデルと、それが使用しているテクスチャのみが移植されました。確認のためテクスチャもきちんと移植されてるか見てみてください。元Modがきちんと競合がないように作られている場合これだけで完了です。
もし、Maleのaパートにテクスチャが移植されていたりすると他にも影響が出るので方法その1で紹介したように、手動で調整する必要があります。
Mod Packの作成
問題なさそうならCreate Modpackから移植した装備だけを選んでttmpファイルを作りましょう。それをPenumbraで使うこともできます。
必要なファイルがわかってる場合、Advance Modpackで必要なファイルのみを選んで作るとスマートですし、Advance ModpackならPenumbraでPriorityを変えなくても同じ装備で違うModを使用することができます。
いろんなModを入れてる場合どのModがどの装備に影響しているか乱雑になりがちなのでこれで整理してみても良いかもしれませんね。
コメント
はじめまして。
もしよろしければこの記事のMOD移植に関する質問をさせて下さい。
私も現在はGen3をベースにしたMODを使用しているのですが、
Gen2の時に出されたハイヒールのMODを何とか使用したいと思っていました。
(当時の作者はもう辞めてしまっている様で・・・)
ところが、この辺の知識が無い為に、Gen3の環境に
Gen2でリリースされたハイヒールMODファイルを適用すると
(どう表現するのが正しいのか分からないのですが)
足が透明になってしまい利用出来ませんでした。
この記事にありますMOD移植方法では、
Gen2環境で正しく表示されているハイヒールMODを
Gen2環境上でエクスポートし、Gen3環境側でインポートする事は
可能でしょうか?
よろしくお願いします。
Gen3の環境でもGen2のModを使用することはできます。
足が透明になる場合は、
そもそもGen2のskinテクスチャが入っていない(大体の場合Gen2だったらxivのデフォルトを使用できる)か、
足装備のskinのテクスチャが正しく設定されていないのだと思います。
(importする際にeditで肌の3Dモデルに正しいテクスチャを設定する。)
https://imgur.com/a/a9eEyNO
それか、正しく表示されている環境でttmpにエクスポートしたファイルを
Gen3のBody Modを使用している環境でインポートすれば確実かと思います。
正しく表示されていない状態でエクスポートしたりCopy Model Fileをしても正しくは表示されません。
いつも参考にさせて頂いてます、ありがとうございます。
先日の6.3でポートレートが追加されていますが、
その時の自分以外のPTメンバーに表示されるポートレート画像は、
MODが適用されているのでしょうか?
お判りでしたらお教え頂きたくお願いします。
textoolやpenumbraでmodを入れてる場合、ポートレートの画像もModが適応されます。(相手から見た場合は普通の状態です。)
penumbraではアドベンチャラープレートの画像にModを適用させるか選べるオプションがありますが、試してみたところコンテンツのポートレートには関係ないようです。
今後のアップデートでポートレートには適応させないオプションが追加されるかもしれませんね。
ありがとうございます!
(返信遅れてごめんなさい)
髪型やメイクは隠せないし、
バレるかなーって思ってましたが安心しました。
いつも解説ありがとうございます、
これからも頑張って下さい、陰ながら応援してます!